TAKUMINOアカデミーとは
近年の建設業における人材問題は年々深刻さを増しており2030年には技能労働者が約57万人、
技術者が約8万人不足するとも言われています。
今後、建設業における企業経営は人材確保・技能承継問題が大きな課題となります。
TAKUMINOアカデミーは、担い手不足や技能承継などの建設業の構造的課題に対応すべく、
「デジタル×社内大学制度」として、グループ企業の社員同士が教えあい、学びあう、
いつでもどこでも学べる社内大学制度(TAKUMINOグループの教育プラットフォーム)として設立しました。
TAKUMINOアカデミーは「持続可能な社会基盤をつくる」というグループ経営理念のもと、
安定した社会資本の建設・維持・更新を支える仕組みづくりのため、
人材を育成してグループ全体としての供給力向上を目指します。
また、熟練技術者のノウハウを若年層に承継しグループ全体で技術力を共有することにより、
新たなイノベーションを生み出します。
TAKUMINOアカデミーは人と会社が成長する機会を最大限に提供し続けます。
TAKUMINOアカデミーの特徴
『デジタル(クラウド)×リアル(現場)』の
スペシャリスト育成プラットフォーム
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あるべき人材へと
成長する為のカリキュラムTAKUMINOグループの人材として成長する為に必要なスキルを等級に応じ、シラバスとしてカリキュラムにて見える化をしております。デジタル講座ですので、いつでもどこでも学べるので、一人一人のスケジュールに合わせて、自己啓発にも、業務知識の習得にも利用できます。
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社員が講師となり、
ノウハウを動画コンテンツ化各分野におけるスペシャリストの社員が講師となり、動画コンテンツを制作しています。デジタル(クラウド)を活用し、PC・スマートフォン・タブレット等で視聴できるだけでなく、ノウハウ蓄積にも繋がっています。
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リアルでの研修やOJTも
3ステップによる着実な成長を実現デジタルだけではなく、動画でインプットした知識を現場でアウトプットする、知識と実践スキルを組み合わせた体系的な学習プロセスを用意しています。
- A)知る : 基本・基礎についてしっかりとインプットする
- B)学ぶ : 現場で活かす為の要となる着眼点を押さえる
- C)活かす : 実際に学んだことを踏まえて現場で実践する
アカデミー体系と学部構成
TAKUMINOグループ社員に必須の3スキルに分けられており、
テクニカルスキルは13の学部・学科から構成され、新入社員〜管理職層まで学べる内容を体系的に整理しています。
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経営職
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基幹職
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リーダー職
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一般職
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コーポレートスキル
当グループの社員として知るべきスキル
※経営理念、沿革、事業内容、就業規則、人事制度、コンプライアンス等
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ビジネススキル
ビジネスパーソンとして身に付けるスキル
①ヒューマンスキル
②コミュニケーションスキル
③マネジメントスキル
④コンセプチュアルスキル -
テクニカルスキル
業務上で必要な専門スキル
部門、職種ごとに必要な業務遂行スキル、現場で必要な技術スキル等
カリキュラムとクラウド受講
各講座の動画コンテンツはグループ各社の社員が分担して制作しています。
クラウド上で、いつでもどこでも学ぶことができます。
受講者及び関係者の声
TAKUMINOグループで創り出す社内大学校「TAKUMINOアカデミー」
社員一人一人が教え(製作)、学ぶ独自の教育プラットフォーム
TAKUMINOホールディングス株式会社
湯山 卓
露木 理加
上田 千公
湯山:「2018年にデジタル型社内大学制度としてTAKUMINOアカデミーの設立をキックオフしてから、現在では、1,000講座の計画に対して、約500講座までの規模に成長しております。
当グループの理念『持続可能な社会基盤をつくる』を体現する取り組みの一つとしてスタートしましたが、建設業の深刻な問題となっている“高齢化”や“担い手不足”により生じる大きな課題『技術の継承』を途切れさせないようにするプラットフォームを目指し、日々取り組んでおります。
ここでは、TAKUMINOアカデミーを運営するメンバーから見て、どのような変化があったかご紹介したいと思いますが、良かった点についてはどうでしょうか?」
上田:「私は大きく2点実感しております。
一つ目は、各社にて学ぶ社員だけでなく、動画を作成する教える社員の知見や技術の棚卸の場となっており、さらなる理解度向上に繋がっていることが思いがけない収穫でした。通常は改まって習得した知見や技術を言語化する機会は少ないですが、アカデミーを通じて、言語化する機会になっているのかなと思います。その分、業務の合間を活用してご負担を強いている点は申し訳ないと感じますが、未来の後輩達へのプレゼントとして頑張って作成頂いており感謝しております。
二つ目につきましては、人事制度との連携も推進しておりますが、階層毎に学ぶべき講座を視聴することで、日常のOJTを補うツールとなっており、現場(リアル)と動画(デジタル)で成長してもらえるように設計しています。それ以外にも、図書館のような活用も進んでおり、わからないことを調べたり、学んだりすることができる機能としても重宝されているようです。」
露木:「視聴する講座についてお話しすると、建設業の技術的な講座がスポットライトを浴びることが多いですが、経営理念の浸透や年末調整のやり方講座など直接的な事業に関わる講座以外でも活用が進んでいると実感しています。年末が近づくと年末調整の書き方・進め方についての質問が絶えなかったですが、アカデミーにアップするようになってから問い合わせが少なくなり業務効率化になりました(笑)。また、経営理念や価値観の講座は社長自らが講師を務めているため、TAKUMINOグループが目指す姿などについてグループ全社員が同じ言葉で理解しているので、理念の浸透性は高いのではないかと感じています。」
湯山:「スムーズな技術継承や働き方改革の一つとして“教え方・学び方”改革を実現することを目指して進めていましたが、それ以上の効果や活用方法が広がっており、TAKUMINOアカデミーの多面的な価値は未知数だと感じております。TAKUMINOアカデミーは、アップデートしていくため完成することはございませんが、常にトレンドをキャッチアップして利用価値の高いプラットフォームに育てていきます。まだまだ実現まで遠い道のりかもしれませんが、建設業全体の課題解決の一助として建設業に従事する人々に開校できるようになれば良いと思っております。」
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坂口工業株式会社
中山 聖也
「私はタブレットを使い、事前学習と振り返りに役立てています。
事務所で予習として事前に学び、タブレットを工場に持ち込み、現場で確認作業するという感じです。
作業現場で活かせる講座がたくさんありますので大変役に立つ便利な教材だと思います。先輩方の熟練された技術を習得し仲間で共有することで新たな発見もあり、技術力向上にも自分たちの成長にもTAKUMINOアカデミーはもはや必要不可欠になっています。」 -
株式会社小野工業所
ドーティ クイン ホア
「橋梁補修施工を5年連続で経験していますが、毎年、施工内容及び橋梁構造が新しくなります。
TAKUMINOアカデミーを視聴出来るので、初めての施工工法でも理解でき施工計画書を正確に作成することができます。また、部門の新入社員の教育にも非常に役に立っています。
今後も自分の経験を生かしてTAKUMINOアカデミーの作成に貢献しながら、利用もしていきたいと思います。」 -
博陽工業株式会社
足達 康弘
「TAKUMINOアカデミーについては受講もしていますが、私は生産管理学部の製作にも携わっております。私たちの業界は、熟練技術者の高齢化や引退による技術力の低下が挙げられ、いかに効率的に技術を伝承し後継者を育成して行くかという事が大きな課題になっています。
『仕事は見て盗め!』で育って来た職人さんも多く、教えることが苦手な人もたくさんいる中で、このTAKUMINOアカデミーのコンテンツは、好きな時・好きな時間・好きな場所で学べる とても効果的に効率的に学べるツールです。私は製作にも携わっておりますので、いかに短時間に要点を纏め、見やすく分かり易いコンテンツにするか?常に試行錯誤をしながら、製作をしております。
資料や動画を作成するのは、大変苦労しますが、新入社員や中途入社の方が、動画で学んでいる姿を見るととてもやりがいを覚えます。TAKUMINOアカデミーの仕組みは、同業他社に比較しても、画期的な取り組みであり、今後会社の成長に大きく寄与して行くものであると確信しております。」 -
TAKUMINOホールディングス株式会社
野口 菜緒
「部署異動があり慣れない業務に戸惑っていましたが、TAKUMINOアカデミーで体系的に業務を学ぶことができました。
私が現在所属している人事部は、業務内容が多岐にわたりますが、それぞれの分野に精通するメンバーが講座を作成しているので、とても分かりやすく学ぶことができます。TAKUMINOアカデミーはただのマニュアルではなく、実際に業務を行う上でのコツやポイントなども伝授してくれますので、まるで直接教えて貰っているような感覚になります。最近は人事学部だけではなく、他学部の講座も視聴しています。人事部は人との関わりが多いので、他部署の方々がどのような仕事をしているのかを知ることも重要だと感じています。
なぜこの業務を行うのか?どのように業務が連携していくのか?幅広く理解することで、業務の理解が深まりますので楽しく学習しています。」 -
TAKUMINOホールディングス株式会社
西田 由里絵
「TAKUMINOアカデミーを視聴することにより、自部署は勿論のこと他部署の業務内容を知ることが出来ます。他部署の業務を知ることで、自部署との関わりや連携を理解できるようになり、業務に役立っています。
視聴時間について、1講座10分~15分と短く、気軽に受講出来るのが魅力です。
業務の進行や知識に不安を覚えた際に、何度も視聴でき、繰り返し視聴することにより、知識の定着率が上がったと実感しております。
また、先輩方の実体験を元に作成いただいておりますので、現場の声やポイントをイメージすることが出来、理解を深めながら受講できています。」 -
株式会社小野工業所
谷邑 太
「私自身、中途入社で異業種から建設業会に入職いたしました。入社して分かったことは、若い世代の方々が、なかなか建設業に興味を持ってくれない、良いイメージを持っていないということでした。
今後、日本は人口減少という大きな社会課題を抱えており、土木や建築を学んでいる学生が増えない中で、人財を確保していくことは困難になっていきます。
人材育成をしていく上で、もちろん本人のやる気が大前提ですが、学ぶソフトがあるかないかはすごく重要で、そのソフトとして、当グループではTAKUMINOアカデミーという大きな武器があります。
少ない人数で業務を行っていると、部下育成に費やす時間が少なくなりがちです。土木建築などの専門分野を学んでこなかった若い方も、口頭で伝えることが難しい内容を映像で確認理解ができるTAKUMINOアカデミーを視聴することで多くのことが学べることは、その問題を解決できる一つの手段になりますし、建設業が抱える『人材育成』や『イメージ脱却』等の課題解決の一翼を担えるのでないかと思います。
強いては、建設業界で会社が競争し生き残っていくための大きな武器であると考えます。」 -
TAKUMINOホールディングス株式会社
中川 雅晴
「企業にとって最大の資源は『人』であり、存続・成長には欠かせない存在です。
しかし、人材育成の重要性は認識しながらも、多くの企業が場当たり的な取り組みに留まっているのが現状かと思います。
TAKUMINOアカデミーはログインすれば学びたい時に学びたい講座を視聴できます。『先輩や上司が忙しそうで聞きづらい、前に教わったけどまた聞くのは気が引ける。』そんな時こそTAKUMINOアカデミーが役立ちます。わからない部分はわかるまで視聴できます。
PCやスマートフォンなどで隙間時間を使い気軽に学べるのもポイントの一つです。教育の視点では講座視聴により学ぶ側はもちろん、講座作成を社員自身が担当することで自身の知識の整理や教わる側により伝わりやすいコンテンツ作成、プレゼンスキルも自然と身につくため、全般的に人財育成のスピードが上がり、意欲的な人材が増え、徐々に組織が活性化しているのを感じます。
また現場作業を動画化することでOJTを補完する人材育成ツールとして技術伝承にも役立っています。
採用面では人材育成に熱心な企業として学生の方々から好感を持たれるなど、会社説明会を通じて採用面での訴求効果が感じられます。一部の講座は外国語(英語、ベトナム語)での講座も開校しており、建設業の課題の一つである担い手不足の解消に向けたグローバルな取組みが行われております。
TAKUMINOアカデミーの開校により従来まで対面により実施していた一部の集合研修を削減・効率化することが出来ました。集合型研修で懸念される感染防止対策としても非常に有効なツールであるといえます。」 -
TAKUMINOホールディングス株式会社
原 伸宏
「TAKUMINOグループが属する建設業界では、技術者や技能労働者の高齢化の進行と若年労働者の不足に加えて、建設関連事業者の次世代の経営を担う後継者の不足が進む等、建設産業に携わる担い手の不足が目立つようになっています。
その解決のため、TAKUMINOグループは、安定した社会資本の建設、維持、更新を支える仕組みの構築を進めるべく、後継者不足に直面している建設関連事業者との資本提携で相手方の事業承継を進め、グループ全体としての供給力を向上させることを目指しています。
一方で、建設関連事業者との資本提携における課題として、熟練技術者の高齢化・引退による技術力の低下が挙げられます。
TAKUMINOグループは、このような課題を解決するため、TAKUMINOアカデミーを通じて、既存のグループ会社が持つノウハウだけでなく、新たに資本提携した建設関連事業者が持つノウハウの体系化を進めるとともに、体系化されたノウハウをグループ内で共有しています。
これらにより、熟練技術者のノウハウを若年層に習得させ技術力の低下を防ぐとともに、グループ内でノウハウを共有することによりイノベーションを生み出す原動力となることを期待しています。また、各グループ会社がそれぞれの同業他社に比較して技術的な面で優位に立つことが可能となり、受注面での競争力維持や収益力の強化につながることも期待しています。」 -
坂口工業株式会社
赤羽 晋
「 企業が抱える大きな問題のひとつとして、今まで培ってきた技術的なスキルやノウハウを次世代へ伝承することが挙げられますが、次世代への伝承が思うように進まないのが現状かと思います。建設業界では、熟練技術者の高齢化により、先輩方が技術伝承されないまま引退されているのです。
OJT教育を実施するも、先輩や上司の日常業務が忙しく、時間確保が難しいなどの問題もあります。
このような課題を解決するため、我がグループにはTAKUMINOアカデミーが必要であると思っています。
TAKUMINOアカデミーは知識や技術を段階に応じて、いつでもどこでも気軽にPCやスマートフォンで効率よく学べます。
私は鋼構造物学部のコンテンツ製作に於いて、受講する対象階層が新人の講座では特にレジュメの作成に力を注ぎました。みなさんも『基礎とは土台だ』という言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、基礎知識がおろそかなまま次のステップに進んでも必ずうまくいかない時がきます。そうならないためにも画像やOJTを踏まえた動画を使い、分かりやすく作成しました。
冒頭に述べた課題解決のために、これからもTAKUMINOアカデミーのコンテンツを丁寧に製作することで培ってきた知識や技術を次世代へ伝承していきたいと考えています。」 -
株式会社小野工業所
野木 勝博
「私たちは、公共工事に携わるエンジニアとして、常に新しい技術を習得し、尚且つ古くから培われた技術を学び、後輩たちに伝承しなければなりません。仕事の上で、『知らなかった』、『気づかなかった』ということは、プロとしてはあってはならないことなのです。そうかと言って誰でも初めから全てを理解して仕事が出来るはずもありません。TAKUMINOアカデミーは業務プロセスを標準化させる人材育成ツールです。様々な分野の基礎やマナー、先輩たちが経験した成功の秘訣やハイパフォーマンス事例を、事前に学習することができます。現代の若者達は、体験して覚えることより、情報を先に集めることに長けていると思います。PCやスマートフォンを使って動画やマニュアルを読み込んでから行動に移す。まさにそのスタイルにマッチしているのがTAKUMINOアカデミーです。コロナや熟練技術者の高齢化などにより、対面での技術の伝承がしづらくなってきている中、一定以上の技術を手軽に習得することができ、早期に会社の戦力になることが、プロ集団TAKUMINOグループのさらなる発展に寄与するものと思います。」